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2008年 12月 07日
二つの心臓。
師走に入って、やっと書ける心境になりました。

毎日、たわいもないこと、たわいもあること、色々起こっていて、
書こうと思えば書けるはずなのにね、不器用というか何というか。

やっとリズムがつかめたよーなどとほざいていた8月末。
既に何やら自分内異変には薄々気づいていて。
ここ数年、体の声を聞く。ってことをやってきたんだけど、
やっぱり体は正直に出来ているなと、つくづく思う。
すごく興味深く、毎日見守っているところです。

お腹に赤ちゃんが出来ました。

やっと安定してきて、家事も休み休みではあっても出来るように
なって、日々の暮らしが成り立ってきたけど、ここに至るまで、
つわりは本当にキツかったよ。

一日中眠り続けて、それでもだるくって、毎日気持ち悪くって、
食べたくもないし、食べ物の匂いもいやだし、料理作れないし、
吐いちゃうし、時には夜にあまりの気持ち悪さに眠れないし、
とにかく疲れるし、何もしてないし出来ないからむなしいし、
何だか些細なことで悲しくなるし、一週間ざらに家から出ないよ、
みたいな、ヒッキー生活でした。

だから、相棒や実家の親の手助けが、何より有り難かったな。
そして、力づけてくれる友の存在も。

今でも多少心によぎることがあるけれども、
本当に無事にお腹の中で育っているのかどうかっていうことは、
私一人が努力したり、どんなに気をつけても
どうにもならない場合があるから、すごく不安だった。

とにかく、無事に元気に育って生まれてね。
願うことはただただ、それだけ。

きみはみんなに望まれて生まれてくるんだよ。ってことと、
無事に元気にね。ってことを、お腹をなでまわしながら、
折に触れ、お腹の豆に向かって話しかけている。
色んな人に祝福してもらって、本当にありがたいことだ。

そう。赤ちゃんのことは、なぜか最初から豆と呼んでる。
とにかく、腹に向かって話しかけることが多くなった。
そして、丸くなでたり、ぽんぽんと軽くたたいたり、
腹に向かってものすごい頻度でコミュニケーションを取る私。
妊婦以外、ありえないでしょって話だよ。

今日はお父さんはねー、○○してるんだよー、とか、
空が綺麗だね、とか、お花が咲いてるね、とか。
やっぱり母親の側にいる時間が多い子供にとって、
お父さん大好きっ子だったり、父の帰りを心待ちにするのは
自然に、母親の影響が多いと思ってる。
父というのは、ただ外で稼いでお金持ってくるだけの存在
じゃないんだよってことを、ごくごく自然に子供には伝えたいな
と思うんだよね。ま、力説するほどのことでもないけど。

(豆が生まれても相棒と私の間で、お父さん、お母さんとは
直接呼び合いたくないなー。家族によって違うし、そうしてる
おうちに対して別に、もちろん何も文句もないんだけどね。)

昨日、多少運動もしないとまずいよってことで、お散歩がてら、
相棒と新宿御苑に行って、とても綺麗な紅葉を眺めてきた。

あの場所は、自然の色のグラデーションが何とも言えず素敵で、
空気がすがすがしくて気持ちがいい。
そして、巨木満載。

巨大な木は、それだけでエネルギーがあるよね。
だから、ぴたっと幹にくっついて、とくに腹をくっつけて、
豆をよろしくねーってスリスリしてきた。
周りから見ると、何じゃい、あの人って思ったかもしれないが、
ご挨拶なのだ。気にしないのだ。
その姿を写真におさめていた相棒が受けていた。

戌の日は、地元の氏神様のところに行って、安産祈願してきた。
日本橋の水天宮には、改めて調子のいい時にでも行こうかなと
思っている。

緑が多いところっていうと、お寺や神社へ散歩ってことが
多くなるんだが、特に今はおまいりするようになるね。
中学受験の合格祈願以来かもしれん(笑)

親友Nが京都のお寺さんでお守りをもらってきてくれて、
それも嬉しかった。
戌の日、西の空に向かって祈りを捧げた。

妊婦によって個人差があるので、あくまで私の場合だが、
なんやかんやで結局、あんまり無理できない体になってしまい、
ほぼ動けてはいない。ただ、出来る時には出来ることを
休み休みやりながら、私も豆も育っていけたらいいなと
思っている。

電車やバスに乗るのもけっこう億劫で、座れないと疲れるよと
思うので、座れる時間にしか移動しなかったり、ほんと自由に
過ごさせてもらっている。だから、心から周りへ感謝しつつ、
たまには人に会いつつ、過ごしていきたい。

写真はMちゃん(9ヶ月女児)にプレゼントした、うさぎさんガラガラ。
お宅に遊びにいくことになって、急遽作ってみたのだ。

二つの心臓。_e0029931_1649149.jpg


赤ちゃんは、必ず口に入れてしまうので、オーガニックコットンで制作。

久々に編みぐるみを作ったら、やたらめったら手間取ってしまったが、
楽しく創作出来た。
Mちゃんもお母さんのMさんも喜んでくれて、作り手としては
嬉しい出来事だったよ。

うさぎさんの顔に丸ごとかぶりつき、うさぎの両耳をそれぞれの手で握って
ぶんぶん振りまわしては、ニッコニッコ笑っている元気なMちゃんの姿を見て、
わー、何気なく長い耳をくっつけておいてよかったなーと、
半ば冷静にも眺めつつ、一緒になって遊んだ。

赤ちゃんと遊んでいると、半日、あっという間。
私の方にパタパタパタって寄ってくるので、可愛いの。
ゆったりした時間が流れるのに、お母さんはほぼ全く自分のことが出来ない
ということを、身を持って感じたひとときでもあった。

これからも、少しずつ、編みぐるみ作っていきたいなー。

by tayutai | 2008-12-07 16:31


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